本州と九州をつなぐ関門橋が14日に、開通から50年を迎える。全長1068メートルのつり橋は当時「東洋一」とうたわれ、物や人の流れを支えてきた。12日からライトアップの照明が30年ぶりにリニューアルされ、高さ約140メートルの主塔2本がLEDの明かりに照らし出されている。
1958年開通の関門トンネル(国道)のバイパスとして、関門海峡で最も狭い「早鞆(はやとも)の瀬戸」に架けられた。西日本高速道路によると、総事業費は300億円で、関門橋の建設費は約140億円。山口県下関市と北九州市を結ぶ片側3車線の高速道路として1973年11月14日に開通した。
1日平均の車両通行台数は3万5400台(2022年度)で、今年3月までの累計交通量は約4億7千万台にのぼる。
開通から半世紀を経て老朽化が進んでおり、新たなつり橋で結ぶ「下関北九州道路」(下北道路)の計画も浮上している。(白石昌幸)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル